最短で上達するためのたった1つのヒント

今回の記事は最短で上達するためのたった1つのヒントについて。ギター未経験の方や初心者の方へのレッスンで必ずお伝えしている内容となります。この1点を常に意識して日頃の練習に取り入れるだけで上達のスピードが格段にアップします。

綺麗なフォームを習得する

最初からクライマックス。最重要事項となります。
時間がかかっても良いのでギターを弾く際の姿勢右手と左手の綺麗なフォームを習得して下さい。

悪いフォームが癖付いて習慣化してしまうと、本来弾けるフレーズが弾けなかったり、腕や肩を痛めたりと何も良いことがありません。また、その癖を取るのにとても時間がかかります。今まで数多くの生徒様へレッスンを行ってきましたが、ギター歴が長ければ長いほどその時間も長くなる傾向にあります。

逆に言えば、綺麗なフォームを習得すると、そのフォームが習慣化され、ギターの上達スピードは圧倒的に早くなります。

どうやって綺麗なフォームを習得するか

キッパリと言い切ります。この2択です。

・ギターレッスンに通う
・上手なギタリストの真似をする

私自身もギター教室を経営しており、営業のようで書き辛いのですが、1つ目の手段はギターレッスンに通う事です。マンツーマンで丁寧にレッスンを行ってくれる教室に通って下さい。綺麗なフォームを習得するという点においては一人一人に割く時間を考えるとグループレッスンはあまりお勧めできません。また、講師を指名できるのであればプロフィール等を確認し、しっかりとしたレッスン実績がある講師を指名した方が良いでしょう。まともな教室であれば、講師の方は今までに何十人、何百人とレッスンを行ってきた経験からベストな姿勢やフォームをレクチャーしてくれることでしょう。

2つ目の手段は上手なギタリストの真似(トレース)をするということ。動画等で姿勢やフォームを目で見て自身にトレースして下さい。ただしここで気をつけなければならないのは、上手なギタリスト(綺麗なフォームのギタリスト)をどうやって判断するのかということ。世界的に有名なギタリストでもフォームがしっかりしている(上手)かと言われると別問題だったりします。主観ではなく客観的に見てフォームが綺麗だと言われる著名なギタリストの動画等を10名ほど見てまわり、平均値を出してトレースするのも良いでしょう。

ちなみに私自身は初心者の頃これら2つをどちらも実践しました。当時はYouTubeなど存在しなかったので、海外某ロックバンドのビデオテープを再生、一時停止と繰り返しながらフォームを研究しました。画質や音質も現在と比べて良くはなかったのですが、その経験が財産になりました。